横浜に住んでいる60歳代の男性です。もともと理系が好きでしたので、文系の勉強が苦手でした。特に歴史の授業が嫌いで、早く終わらないかなといつも思っていました。歴史が嫌いな理由は年号を覚えることに原因があります。物理が好きな理由は覚えることが少なくて済むからです。法則さえ覚えれば、あとは応用することができるので、細かいことまで知らなくても引き出すことができます。 ところが年号は知らなければテストでは間違いになります。語呂合わせで覚えればよいという方法もありますが、そこまで勉強する気は起きませんでした。ある日、中国の歴史の授業ありましたが全く興味がなく、うわの空でした。当時漫画は読んでいたので、丁度連載が始まった漫画三国志を読んでいました。その中で劉備玄徳と諸葛亮孔明が主人公で描かれていましたが、歴史を感じることなく雄大な世界観を楽しんでいました。 少しずつ興味がわき、原作は吉川英治であることがわかりました。漫画は連載なのでなかなか先に進まないので、図書館にある文庫本を借りることにしました。 実際に読み始めると、中国の歴史の変動や時代ごとのいきさつが面白く、辞められなくなっていました。特に人物像が面白く、歴史は人物で動いているのかと実感しました。年号や出来事からではなく、人物の行動やつながりを知れば、自然と年号が浮かび上がってくることに気づきました。 だんだんコツがわかると、少しずつ歴史への苦手意識が薄れ、ときどきテストでも良い点が取れるようになってきました。 日本の歴史も源頼朝や徳川家康を漫画から読み始め、人物像がわかってくると楽しくなってきました。単純に年号と出来事を覚えるのではなく、重要人物の生い立ちから調べると、関連することがうながってきます。理系とは異なり、文系の科目はこのように勉強すれば、いいと思います。 今は歴史だけではなく、美術系の勉強もしていますが、漫画ややさしい雑誌から開始しています。
60歳代の男性で漫画で歴史が好きになってきました
