私は家族全員が中卒の勉強に疎い家系に生まれました。三姉妹の長女で両親の経験上「勉強なんてしなくてもいい。」と教えられ続けてきた特殊な人種です。しかし私は特技は絵を描くことのみで、運動神経が悪く、人見知りのためコミュニケーション能力も並以下と勉強ができなければ何も取り柄のないことに小さい頃からうすうす気づいていました。小学生時代は絵を描いたり母の趣味のダンスを一緒に習いにいったりで、勉強は学校の授業と宿題程度でした。自主的に勉強をすることをしていなかったので暗記ものが特に弱かったです。運の良いことに算数は得意でした。中学生の時に転機が訪れました。祖父祖母・父母が通ってこなかった「受験」というルートが出現しました。祖父と父は大工だったので、職人へ弟子入りすればその道の職業へつけます。祖母と母は専業主婦です。私自身は幼い頃から結婚に興味がなく、一人で絵を描いて食っていくんだと思っていました。絵で食っていくにはどうすればいいか考えた時、このまま両親と同じルートではいけないと感じ勉強しようと決心しました。この頃私は中学二年生で、担任の先生から県内にあるデザインを勉強できる工業高校の存在を教えてもらったのも自分の進路に向き合うきっかけになったと思います。この時もし私自身に夢や目標がなければ一歩踏み出すことすらしていなかったと思います。心に決めてからはただひたすら勉強しました。得意な数学は基礎ができていたので問題集をひたすらこなすやり方がよかったです。得意な分野は一番集中力の切れている夕方に勉強していました。苦手分野である国語や英語・社会の暗記系は朝少し早く起きて、朝食を取る前の1~2時間を目安に決めた範囲を暗記するようにしていました。見て読んで覚えるのは苦手だったので、声に出して読んで、書いて覚えるようにしていました。テスト前だけの単発で行うのはあまり効果がなかったので、できる限り毎日行っていました。おかげで学年トップレベルまではいかなかったのですが、クラスの上位5名以内の成績を取り続けることに成功しました。後悔したことは、上位の成績を取り続けており、普通科の上位の高校へ行けるレベルだったので高校で後3年勉強してから大学でデザインか絵画の勉強をする道もあったのですがすぐにでも絵の勉強がしたいと早まってしまい工業高校へ進んだことでした。もちろん自分の才能を伸ばすことができたので結果的にはよかったのですが、その後高卒よりも大卒の方が就きたい仕事につけたり大学でもっと幅広くデザインについて勉強したいと感じたからです。ないものねだりなんですけどね。とにかく私の経験で言えることは目標があると嫌な勉強だってかんばれます。ただがむしゃらに頑張るのではどうすれば良いか迷子になってしまうので、100点を取りたいなど、不明確な目標を立てるのではなく1日の勉強プログラムを決めてしまい、毎日コツコツこなすのが良いと思います。この勉強方法は大人になってからも変わらずで、国家資格を取るための勉強を仕事が始まる1時間前に出社し毎日1時間勉強するようにしていました。3ヶ月ほどしか勉強していなかったのですが1発合格でした。単純で根気があればできる方法だと思うので是非やってみてください!
25歳女 毎日コツコツ型は報われる
