30歳女性です。
地元の公立高校に入学した頃の話です。
私は中学生のとき英語が1番苦手で、受験のときも足を引っ張っていたのは英語でした。
塾に通わせてもらっていましたが、単語もよく覚えられず、文法もあやふやなところが多く、英語が苦手なまま高校に入学することになりました。
高校に入ってから、英語の授業はますます難しくなっていきました。
通信教育で勉強していましたが、それもなかなか間に合わず、最初の中間テストは散々な結果に終わりました。
そんな私が英語を好きになったのは、ある先生と出会ったからです。
その先生は、英語の授業のプリントに1日1つ、おすすめの洋画を書いてくれました。
ジャンルはSFから恋愛ものまで様々。
映画はまぁまぁ好きだったので、私はそこに書かれている映画を少しずつ観ることにしました。
洋画を観るようになって、すぐに単語やセンテンスを覚えたわけではないですが、興味を持つようになっていきました。
この台詞は何と言ってるんだろうとか、この台詞はこんな風に訳されているんだな、と思いつつ、洋画を原語でみることができたらもっと作品のことを理解できるし、もっと面白いだろうなと考えるようになりました。
そこから、重点的に英語の勉強を始めるようになりました。
先生に相談すると中学英語から始めたほうがいいと言われたので、中学3年間の復習から手をつけました。
あのときちんぷんかんぷんだったところが高校に入ってからすんなり理解できるようになっていて驚きました。
それからしばらくは復習についやしたので授業には追い付けず高校1年生のときのテストでは結果が出ませんでした。
ところが、2年生にあがると、不思議とテストで解ける問題が多くなってきました。
相変わらず単語は苦手でしたが、文法が分かってくるとなんとなく英語が得意になった気分になり、よりモチベーションが高まりました。
このように、私は、興味→勉強→自信→勉強→…というサイクルがうまくでき、大学入試では英語が1番の武器になるまでになりました。