私の高校は歴史の授業を日本史か世界史かで選択出来ました。日本史は小学校高学年と高校受験とで散々やりましたし、多少の流れは理解しています。しかし世界史を習ったことはありませんし、ならば未知のものである世界史を習うべきだと思って世界史を選択。しかし残念ながら世界史の成績は悪くサッパリでした。もちろん世界史の勉強はしました。世界史って早い話、記憶系のものです。しっかり暗記すればそこそこの点数を取れるのはわかっています。しかし興味のない物を暗記する程、退屈かつ苦痛なものはありません。勉強しようと思っても長時間続かず、テストの成績も上がらずという状態が続いていたんですよね。これを変える転機になってくれたのが、歴史戦略シミュレーションゲームの「蒼き狼と白き牝鹿・元朝秘史」というチンギスハーンをテーマにしたゲームシリーズの3作目でした。チンギスハーンをモデルにするだけあり、普通の歴史シミュレーションゲームとは規模が違いました。というのも、大体こういうのって国内を統一して終わりなものが殆どなんです。例えば日本の戦国大名・織田信長をテーマにした「信長の野望」や豊臣秀吉をモデルにした「太閤立志伝」等は日本国内の統一を目指したもの。ですので日本以外はまったく関係ありません。しかし「蒼き狼と白き牝鹿・元朝秘史」は世界統一を目指すものでした。これも当然です。元王朝は歴史上最も広大な領土を持っていましたし、その勢力はヨーロッパやロシアまでも伸びていましたから。当然ゲーム内にも色々な敵国が出てきます。その敵国の中には有能な武将が多くおり、中にはプレイヤーの国に選べたり。例えば神聖ローマ帝国のフリードリヒ1世となり、東から迫り来るモンゴルと戦うなんて出来るわけです。日本史しか学んでいなかった私でも、チンギスハーンぐらいは知ってます。しかしチンギスハーンと同格として扱われているフリードリヒ1世やリチャード1世(アンジュー朝)って一体何者だ?ムガール帝國って?東南アジア方面にも国があるけど、東南アジアにも国がったんだ?吐蕃ってチベットの事か!というように「蒼き狼と白き牝鹿・元朝秘史」をプレイしてから世界史への興味が凄く湧き出しました。同じ時間勉強するのでもツマラナイと感じながら勉強するのと興味を持って目をキラキラさせながら勉強するのでは、その効果は雲泥の差です。、あた一度興味を持つと芋づる式に興味を持ってしまうんですよね。ムガール帝國の建国はいつだ?誰が国を興した?どこに滅ぼされた?なんてことも興味を持ちます。結果、世界史は興味のあることばかりとなり、そういった事がどんどん頭の中に入っていって世界史の成績はみるみる上がりました。人間興味を持つと凄い成果が出るんだなって思い知らされました。
47歳男 チンギスカンのゲームのおかげで世界史の成績アップ
